埋蔵文化財センター・博物館                        


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地域振興は「参画」「連携」「発信」で!



 「田園」未来を築く会は、田園空間整備事業として名勝や旧跡および文化財などを屋根のない博物館として紹介するために、2006年(平成18年)5月に発足しました。米や稲、土に親しむことをこだわりとして、青森県田舎館村の3施設を管理運営しています。
 その一つ「遊稲の館」では田園空間整備事業として、垂柳遺跡で1981年(昭和56年)に発見された弥生時代の小さな水田を復元。グリーンツーリズム型の稲作農業体験と体験畑を実施しています。古代米の収集・保存にも力を入れています。農業体験はオーナーを募り、一連の作業を通して、 農業の大変さや食の大切さを感じてもらえればと当会会員も一緒になり取り組んでいます。
 夏には土(泥)にも親しんでもらおうと、田んぼで「どろリンピック」を開催。秋は農業体験での収穫と無事故に感謝して餅つき、冬には古代米を使った「正月飾り教室」などを企画して、参加者に楽しんでもらっています。
 「埋蔵文化財センター」館内には2,100年前の弥生時代の水田跡遺構や弥生人の足跡、さらには田舎館式土器や石器などの遺物を展示しているコーナーがあります。遺構内部では、当時の地表を見ることができます。歩くこともさわることもでき、さらには撮影することもできる、弥生時代にタイムスリップしたような空間となっています。
 「博物館」には、昔なつかしい民具や農具などを展示。また郷土の生んだ画家・田澤茂の作品を数十点や、名誉村民である横綱「栃の海」のコーナーなどを展示しています。
 課題は、若い力の新規加入への取り組みや新規事業を開拓しつつ、魅力ある会づくり、田舎館村田んぼアート関連のイベントへの積極的な参加を図ります。近隣農家との連携促進や生産意欲の向上を図り、消費者には農業体験を通してグリーンツーリズムの場を広く知ってもらうこと、他の2施設はさらに情報発信することで地域住民および都市住民との交流が図れるよう頑張っていきたいと思います。それが地域振興につながると考えます。





      「田園」未来を築く会  〒038-1111 青森県南津軽郡田舎館村大字高樋字大曲63 「田舎館村埋蔵文化財センター・博物館」内 TEL・FAX 0172-43-8555